2009-01-01から1年間の記事一覧

ミレーのパック

通勤用のデイパックを探している。 先日御茶ノ水で探したら、やっぱMILLETがいいねぇ!と思った。 これまでの手提げカバンをやめて、これからはカジュアル&パックで行こうと思う。 職場でも、スポーツウエアを常用することになりそうだ。 とくに登山…

始動

新しい職場に通い始めて三日が経った。 何もかもが新鮮で、会議の連続に多少の疲れを感じつつも、それを楽しんでいる自分がいる。 昨日は部活のことを書いたが、新しい職場で新しい仕事をするにあたって、何も部活を新設することはないじゃないか、というの…

今年度の抱負

人生の節目にあたり、今後の目標を決めたいと思う。 将来の時間は無制限にあるわけではないのだから、限られた時間の中で、自分に何ができるかを考えることは、とても大切なことだと思う。 僕は、3年というリミットで考えることが好きだ。 中学や高校は3年…

新スタート

今日は、転入者と新採の紹介式がありました。 下町情緒が残るこの街で、新たなスタートを切ります。 実は昨日から、新しい職場での勤務が始まっているのですが、やはりまだ慣れません。 でも、かなり楽しそうな予感がします。 それに、なんといっても、前の…

今日でお別れ

これまで勤務してきた学校とも、今日でお別れ。 残りの雑務というか、自分の机や身の回りの片付けで一日が終わりました。 お世話になった方々への挨拶や、ちょっとした宴会が催され、ご馳走になる。 定年で退職される先生方は、感慨もひとしおといった感じで…

近況

先日、村治佳織さんのコンサートに行きました。 アランフェス交響曲を生で堪能しました。 誰もが一度は耳にしたことのある名曲です。その曲が実は20世紀の現代に作曲されたということに、とても興味深い思いを抱いています。そもそもクラシックギターの現…

桜の季節に寄す

今年の桜の開花予想が例年よりも五日早まったというニュースを読む。 それはそうだ。こんなに暖かなのだから。 桜の季節がまたやって来る。 来月から新しい職場へ赴任する。初の異動である。 大変喜ばしく感じるとともに、結果として仕事を途中で投げ出して…

エッセイを書いてみた

今日も一日、仕事を無事終える。 特にこれといった成果があったわけではないが、こなさなければならない所与の課題を無事し終えたのである。一日が終り、ホッとする。それ以上に何をか望まん。 香山リカが、どこかで「仕事を無事終えて、今日も生き延びた。…

「がばいばあちゃん」をみる

昨日テレビで『佐賀のがばいばあちゃん』を見た。 突然広島から連れられてきた孫に「ついてきんしゃい」と言ってかまどまで連れて行って、いきなり炭を吹かせる。礼儀や作法ではなく、生きていくための方法を最初に教えるところが「すごい!」と思った。 「…

小5男児転落死・さいたま地裁

「バス運転の引率者に有罪=ドアロック怠る-小5男児転落死・さいたま地裁」(http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090311-00000048-jij-soci) の記事を読む。 ちょっと悲惨な事件だ。 高速道を走っているときに、小学五年生の男児がドアを開けて車外に放…

『自己チュー親子』を読む

諏訪哲二著『自己チュー親子』を読了。 この書の優れた点は、「自己」と「個人」の対比によって、現在の子どもたちや若者たちの(というか社会全体に瀰漫している)自己形成に関する喫緊の問題点をザックリと切りさばいたところにあるだろう。 この視点は、…

「自己」と「個人」

諏訪哲二氏の『自己チュー親子』を読んでいる。 「自己」と「個人」を区別する考え方に、大変説得された。 「そうか、そういうことだったか!」という感じ。 これまでウチダ先生のご著書で「等価交換」という言葉に何度も出会って、自分も知らずこの言葉を使…

「知るを楽しむ 星野道夫」を見て

NHK教育の「知るを楽しむ 私のこだわり人物伝」を見た。 星野道夫の第一回は写真家今森光彦氏の話。 もう、涙を流しながら見ていた。 なんでこんなに涙が出てくるのだろう、というくらい。 ぼくにとって星野は、あまりに尊い存在なのである。 ちなみに、…

子どもの問題

今日は大変悲しいことがある。 子どもたちのことだ。 学校は子どもたちが勉強するためにある。それを疑う人はいないだろう。 勉強とは何か。 それは、生徒が自己全能感をむきだしにした「自己」に埋没することなく、社会性をもった「個人」へと変容すること…

中川昭一氏について

中川昭一氏の飲酒会見問題が冷めやらない。 彼がアル中なのだとして断罪することが支配的な今日のマスコミ報道に対しても、いささか食傷気味の感がある。 こんなことになるくらいなら、酒など飲まねばよかったのに、彼はなぜ飲んで会見なんぞに出たのか。 そ…

下流志向についての試論(1)

子どもたちは、二極化してきています。 一つには、学校的価値観を内面化し、従順で、学習意欲を持った子どもたちがいます。こうした子どもたちは、教師に対しても大人の振る舞いをし、対話が成立します。 一方の極に、教師に対して距離を置き、かつ従順なら…

the water is wide

The Water Is Wideという曲がある。お気に入りの一曲なのだが、そもそもの出会いは「ガイアシンフォニーの第三番」星野道夫のシーンで流れるのだ。星野を永遠に失ってしまった悲しみとクロスして、その旋律は、なんともいえない物悲しさを漂わせている。 代…

白洲次郎のドラマを見て

昨日の夜、白洲次郎のドラマを見ました。 少年時代の犯行ぶりとか、父親への反抗とか、「ドラマ」になっちゃってる感は否めませんでした。もともと「ドラマ」と言ってるんだから文句言えませんけど。 それでも、白洲次郎が近衛文麿に盾突くシーンは、なんか…

クラプトンのライブに行く

昨日、クラプトンのライブに行った。 これまでは必ず誰かを誘って行ったのだが、今回は一人で聴きに行く。 会場に着くと、僕の両隣も一人で来た人のようである。 客層も30~40代が殆どであったようだ。 僕が始めてクラプトンのライブに行った91年当時も…

歴史を学ぶ意義

人類が誕生して4万年という。 しかし、歴史として語られ始めるのは、ようやく5千年程度のことに過ぎない。 キリスト以後の歴史は、たった2千年である。 「きんも100歳、ぎんも100歳、ワッハッハ」じゃないけれど、「人の一生100年」が普通になった超長寿…

学校教育と待機説法

子どもの階層性を否定しても始まらない。(ここで言う階層性とは、「学校ヒエラルキー」と呼ばれるものとは違う) 子どもの所属する家庭の文化資本格差が増大しつつある今日、子どもの文化的振る舞いに大きな違いがあるのは、むしろ当然であろう。 学校とい…

暗黙知と学びの発動について

主体的に考える為に何が必要だろうか。 それは「考えれば分かるに違いない」という直感である。 そもそも、それを問題として設定するのは、それについて適切に考えれば答えに辿り着くはずだという見込みがあるからだという指摘がある。直感のレベルではそれ…

「消費者」としての子どもたち

学校というのは、社会の縮図だといわれます。 子どもは、大人の振る舞いを模倣し、社会の(暗黙に)要請する「子ども像」を演じています。 では、子どもは今の時代、どのような振る舞いを要請され、何を演じているのでしょうか。 内田樹氏の指摘によれば、昔…

クレーマー化する人々

医療や教育の現場でのクレーム対応は、きっと急激な勢いで増えているのだろうと思う。 医療事故や教育現場の混乱が連日のように報道され、大方の一般の人は「一体何をやってるんだか・・・」と呆れて声にもならない声を漏らされているのだろう。 しかし、医療現…

集団の中で病む子どもたち

今の子どもたちの様子を目の当たりにして、どうしてこうなってしまうのだろうとやるせない思いに胸を痛めています。というのも、今の子どもたちは、集団形成が出来ない。必ず集団化すると「病む」のです。学校は「集団生活を学ぶところ」とされていますが、…

危機的な教育現場と組合

今の学校の置かれている状況は危機的ですが、打開策も見えています。 何が打開策なのか。 それは、教員の連帯に他なりません。かつ、能力のある教員たちが、掛け値なしに働く意欲を持ち続けられること。いわば「オーバーアチーブ」が可能であること。 しかし…

料理について

先日は、イタリアンの巨匠として有名なO合務さんの料理教室に参加。 O合先生は本当にサービス精神旺盛で、ミーハーなファンに対して自分がどう振る舞うべきかをきちんと心得た、とてもクレバーな方である。僕もかつて氏の講座を受けて、握手してもらったり…

菊正宗と飲み会について

日本酒の定番といえば、菊正宗です。 「やっぱり俺は、菊正宗 ほろよいエッセイ」という小冊子がキクマサピンについてきますが、結構面白いです。 荷風先生も、やっぱり菊正宗を好まれていたそうです。 大黒家で荷風セット頼むと、菊正宗一合がつきます。ほ…

内田樹をヒントに(ノート活用法へ)

内田樹氏の文章が面白い。評論が芸術の域に入っている。考えるとはどういうことなのかを思い知らされるのである。 もちろん、そこには論理がある。論理的な思考がない評論なんてあり得ない。しかし、論理的な思考が優れた評論の条件ではないということを、ウ…

最近面白いと思ったこと

先日授業で『評論入門のための高校入試国語』を子どもたちと読んだのだが、なかなか面白い。 内田樹氏の文章からの出題で、ぼくは初めて氏の文章を熟読したのだが、こんなに面白いことを言う人だとは知らなかった。しかも石原氏の解説が効いている。 ちなみ…