2009-02-01から1ヶ月間の記事一覧

クラプトンのライブに行く

昨日、クラプトンのライブに行った。 これまでは必ず誰かを誘って行ったのだが、今回は一人で聴きに行く。 会場に着くと、僕の両隣も一人で来た人のようである。 客層も30~40代が殆どであったようだ。 僕が始めてクラプトンのライブに行った91年当時も…

歴史を学ぶ意義

人類が誕生して4万年という。 しかし、歴史として語られ始めるのは、ようやく5千年程度のことに過ぎない。 キリスト以後の歴史は、たった2千年である。 「きんも100歳、ぎんも100歳、ワッハッハ」じゃないけれど、「人の一生100年」が普通になった超長寿…

学校教育と待機説法

子どもの階層性を否定しても始まらない。(ここで言う階層性とは、「学校ヒエラルキー」と呼ばれるものとは違う) 子どもの所属する家庭の文化資本格差が増大しつつある今日、子どもの文化的振る舞いに大きな違いがあるのは、むしろ当然であろう。 学校とい…

暗黙知と学びの発動について

主体的に考える為に何が必要だろうか。 それは「考えれば分かるに違いない」という直感である。 そもそも、それを問題として設定するのは、それについて適切に考えれば答えに辿り着くはずだという見込みがあるからだという指摘がある。直感のレベルではそれ…

「消費者」としての子どもたち

学校というのは、社会の縮図だといわれます。 子どもは、大人の振る舞いを模倣し、社会の(暗黙に)要請する「子ども像」を演じています。 では、子どもは今の時代、どのような振る舞いを要請され、何を演じているのでしょうか。 内田樹氏の指摘によれば、昔…

クレーマー化する人々

医療や教育の現場でのクレーム対応は、きっと急激な勢いで増えているのだろうと思う。 医療事故や教育現場の混乱が連日のように報道され、大方の一般の人は「一体何をやってるんだか・・・」と呆れて声にもならない声を漏らされているのだろう。 しかし、医療現…

集団の中で病む子どもたち

今の子どもたちの様子を目の当たりにして、どうしてこうなってしまうのだろうとやるせない思いに胸を痛めています。というのも、今の子どもたちは、集団形成が出来ない。必ず集団化すると「病む」のです。学校は「集団生活を学ぶところ」とされていますが、…

危機的な教育現場と組合

今の学校の置かれている状況は危機的ですが、打開策も見えています。 何が打開策なのか。 それは、教員の連帯に他なりません。かつ、能力のある教員たちが、掛け値なしに働く意欲を持ち続けられること。いわば「オーバーアチーブ」が可能であること。 しかし…

料理について

先日は、イタリアンの巨匠として有名なO合務さんの料理教室に参加。 O合先生は本当にサービス精神旺盛で、ミーハーなファンに対して自分がどう振る舞うべきかをきちんと心得た、とてもクレバーな方である。僕もかつて氏の講座を受けて、握手してもらったり…

菊正宗と飲み会について

日本酒の定番といえば、菊正宗です。 「やっぱり俺は、菊正宗 ほろよいエッセイ」という小冊子がキクマサピンについてきますが、結構面白いです。 荷風先生も、やっぱり菊正宗を好まれていたそうです。 大黒家で荷風セット頼むと、菊正宗一合がつきます。ほ…

内田樹をヒントに(ノート活用法へ)

内田樹氏の文章が面白い。評論が芸術の域に入っている。考えるとはどういうことなのかを思い知らされるのである。 もちろん、そこには論理がある。論理的な思考がない評論なんてあり得ない。しかし、論理的な思考が優れた評論の条件ではないということを、ウ…

最近面白いと思ったこと

先日授業で『評論入門のための高校入試国語』を子どもたちと読んだのだが、なかなか面白い。 内田樹氏の文章からの出題で、ぼくは初めて氏の文章を熟読したのだが、こんなに面白いことを言う人だとは知らなかった。しかも石原氏の解説が効いている。 ちなみ…