2007-02-01から1ヶ月間の記事一覧

『読書のすすめ』 第11集 (岩波書店)

先日、近所の書店に立ち寄ったら、『読書のすすめ』第11集が置いてあったのでもらってきました。 中村文則氏の「読書とともに」という文章に惹かれました。 「内向的」にならざるをえなかった思春期に、厄介な息苦しさを抱えながら、少年がどのように本の世…

漱石の伝記

最近読んだ中で、いちばんのヒットは、三田村信行さんの書いた漱石の伝記です。(『夏目漱石―いまも読みつがれる数々の名作を書き、人間の生き方を深く追究しつづけた小説家』偕成社1994/03) とても面白く読みました。三田村氏を僕はこれまで存じ上げなかっ…

本日の文房具

今日買った文房具です。 【ジェットストリーム赤1.0】 赤のボールペンですが、この三菱のジェットストリームというボールペンは、油性でありながら、水性のようななめらかさ。ボールペンのイメージが覆される名品です。1.0は、添削用ボールペンに最適と思わ…

「猫の墓」

『永日小品』の中の「猫の墓」を読む。今でいう「ひきこもり」になっている夏目家の猫が、精神的な危機に陥っていくさまが、漱石の観察を通して語られる。猫の尻尾の毛は抜け落ち、これが人間ならば円形脱毛症とういことになるだろうが、円形脱毛症がストレ…

<青木鈴花ちゃん>普通学級に入学へ 東京・東大和

yahooニュースで、上記タイトルの記事を読んだ。 気管支に障害を持った女児が、以前幼稚園の入園を拒否されたことがあって、裁判で入園拒否の不当性が判断され、無事入園相成ったということですが、ちょっと気になる文言がある。 「現在通う市内の保育園では…

最近の使用文房具

最近は、全く文房具を買っていないなぁ。伊東屋に行っても、たいてい見て回って、それで何も買わずに帰ってくることもしばしば。 最近は、サファリ万年筆で、ツバメノートによしなしごとをカリカリと書いているくらい。 まずい。 このブログは、「カジュアル…

一葉記念館

台東区立一葉記念館は、東京メトロ日比谷線の三ノ輪駅から南方向に向かって数十分歩いた所にある。 土手通りを歩いていくと、明治二十三年創業の天麩羅屋「土手の伊勢屋」が見えてくる。その隣のは桜鍋の中江という店で、これも随分とレトロな建物。 ここを…

safari

今、愛用しているのはラミーのサファリ万年筆です。 とにかく手ごろな値段で本格的な万年筆(といえるかどうかは不明ですが)、少なくともそれまでシャーペンやボールペンを使ってきて、はじめて万年筆の世界に足を踏み入れる人間にとって、最初に手にするカ…

「始める」技術

今月号の日経アソシエは「始める技術」の特集。 「始める」ためには「技術」が必要なのか。 これは「捨てる」技術のようなものである。それまでは誰も、それが「技術」だとは認識していない。そのため、死角のようになっていた問題の類である。 なぜ始められ…

押し出しファイリングの悲劇

最近、押し出しファイリングを仕事場でも実践してみたら、随分と机の上がきれいになって(机の上で押し出しファイリングをしているのです)、自分でもなかなか満足していたのだが、最近いろいろなものが僕の机上に置かれるようになってきた。 僕は国語科主任…