クラプトンのライブに行く

昨日、クラプトンのライブに行った。
これまでは必ず誰かを誘って行ったのだが、今回は一人で聴きに行く。
会場に着くと、僕の両隣も一人で来た人のようである。
客層も30~40代が殆どであったようだ。
僕が始めてクラプトンのライブに行った91年当時も、客層の殆どは中高年で、高校生の自分がこの場にいていいものか?と自問自答したくらいである。
それが「アンプラグド」直後、クラプトンがグラミー賞をとって一躍スターダムに登りつめた頃、客層は一気に若年化した。93年のライブの時、目の前に陣取っていた女子高生たちが、曲の合間に「えりっくぅ~」と叫んでいるのを目の当たりにして、僕はたいそう驚いた。その当時の光景を、今でもありありと思い出すことができる。
当時は女子高生が「レイラのエレキヴァージョンがあるの知ってる?」といった会話を交わしているという逸話が残されているほどに、アンプラグド=クラプトンが大衆化していたのである。
それから、15年の月日が流れた。
客層は、本当に落ち着き払った中高年世代である。僕の世代が中高年化したとも言えるのだが、アンプラグドの当時を知らない若年世代は皆無であった。時代の隔世を感じないわけには行かない。(つづく)