ノートとペンを持ってカフェに行こう

ノートを一冊持ち歩くようにしている。
普段は職場と家の往復で、ノートをカバンから出すことはない。
思いつきは、小さなA7サイズのメモ用紙に書いている。
休日にノートの出番となる。
僕は休日にスタバなどのカフェで、様々な本や書類に目を通すことが多い。
そんな時に、ノートを引っ張り出して思いついたアイデアなどを書き留める。
昨年の後半からA5サイズのノートを使っている。
本当に、標準的な無線綴じノート(コクヨ)で、30枚。カバーなんかつけない。
A5サイズのよさは、ある程度まとまった文章を書くのに、適度なスペースが確保できるところだ。
なんか、思考のサイズと、ノートの大きさがマッチしているように感じるのである。
B5でもいいが、持ち運びに少々大きいと感じる。
その点、A5サイズは邪魔にならない。

思いついたことを、なんでも気兼ねなく書く。
(だから、モレスキンみたいな高級ノートは使わない。ガシガシ使えないじゃんか!)
どうせいつかは捨ててしまうという前提で、使う。
必要ならPCに原稿を打ち込んで、データとして保存すればよく、
いくつかのネタは実はこのブログの文章になっていたりする。
そういうノートの使い方。
だから、切り張りしたりもしない。趣味的なノートを作るわけではない。
乱雑な落書き帳的使い方だ。

ペンは、4色ボールペンとシャープペンが一本になったものを使っている。
ゼブラのクリップオンマルチ2000がよい。
ゴムグリップだと経年変化してベタベタしてくるが、2000はゴムを使っていないので、そこが良い。

人は誰でも数多くのテーマについて自分の意見を持っている。
それはその人にとって「研究テーマ」と言える。意識的であれ無意識的であれ。
ただ、多くの場合、根拠のはっきりしないことを前提にしていたりする。
噂、流言飛語、思い込み、等々。
で、あやふやな議論になったり、所詮は~と大上段に構えたり、虚無主義冷笑主義に陥ったりする。
そうならないためにも、根拠をしっかりとさせながら、「一人議論」していくしかない。
ノートは、そうした思考の軌跡を記録する場であってもいい。
自分の中にある二つの意見を、AさんとBさんに仮託しながら、二人の対話を書いていく。
まるで小説の登場人物の会話を書いていくように。
こういう遊びの入った作業をしていると、自分ひとりでも、ぐっとものごとの奥深くに分け入って思考することが可能だ。
休日の午後、カフェの陽だまりで、ノートにペンを走らせる時間も結構楽しかったりする。