手帳の使い方を考えよ

手帳シーズンがやってきました。
各誌で手帳特集が組まれ、毎年恒例のムック本の出版なども予想されます。
いつも不満なのは、カタログ雑誌に終始していることです。
活用法についても触れられているとはいえ、なにかオマケの扱いのような気がしてなりません。
ビジュアル的にも、カタログ的にした方が見栄えもするのでしょうが、それでは飽き足りない思いもあります。
何か理想の手帳を見つければ、仕事の能率がアップしたり、プライベートが充実するかのようなプロパガンダになっていませんか?
糸井さんの潔いところは「生産性アップとか、そういうのやめようよ!」といったスタンスで手帳を語っているところだと思います。
でも、能率手帳ほぼ日手帳の大きな違いなどありません。どちらも同じ手帳ではないか、という視点で、クールに語る視点があってもいいじゃないか?というのが僕の意見です。(ほぼ日手帳にはとても興味ありますが、それと使い方は別の問題だと考えています)
そういう意味では、全てをトータルに眺めている和田哲哉さんの視点が、僕にとってはもっとも説得力があります。
手帳は何でもいい。個々の趣味で選べばいいと思います。
それより、ノートと手帳をどのように組み合わせ、どう機能的に活用していくのか。ノートと手帳の住み分けや、システムの構築が大事だと思います。
キャンパスの大学ノートとスケジュール帳だけでも、十分な「手帳&ノート構成」になり得るはずだと思います。
もう、手帳について日本は成熟期に入ったのではないかと思うのです。手帳に対するフェティッシュな視点ではなく(それも興味深いのですが・・・)、手帳とノートをどう活用していくのかをテーマに特集してほしいです。
僕の今興味あるは、無秩序に湧いて来る着想を書き留めるノート(メモ帳)と、それを分類整理して転記したり発展させるノートまたはダイアリーの二段構成です。
簡単にいえば、どうでもいいことを書くノートやメモ帳を常に携帯し、ダイヤリーやノートには発想やアイデアなどを書いていきます。