「君たちはどう生きるか」が何で今頃?

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君たちはどう生きるか」が再刊され大ヒットしているという。
コペルニクスになぞらえた「コペル君」。時代は天動説が絶対の世。そんな時代にあって、地動説を唱えた。
今の時代はどうだろう。露悪的な空気が蔓延している。
本音をぶちまけるネット社会の慣行が社会にも蔓延し、政治家たちは失言を繰り返している。
他者への理解より、他者への抑圧が賞賛される。
今の右傾化した社会を苦々しく思いつつ、その流れに逆らえないと感じている人間が大勢いるのではないか。
その表れが、「コペル君」への共感なのかも知れない。
昨日のサンデーモーニングでは、山口二郎・法政大教授は「SNSの発達により、匿名で言いたいことを言える社会の空気と、政治でのこれらの発言が連動して社会の空気を作っている。これは民主主義の危機でもある」とコメントしていた。
今の時代の空気について、何かがおかしいと思っているのは、僕もあなたも一緒なのかもしれない。