休日のサークル活動

家と職場の往復という生活パターンから抜け出したくなり、先月からいろいろなサークルに首を突っ込んでいる。
哲学対話のサークルは参加していたが(本当にたまにだが)、先月はディベートのサークルにも参加した。サークルとはいえ、かなり本格的な団体だった。今後も継続する予定だ。
昨日は英語サークルに参加した。3時間ちょっと英語漬けになっただけで、頭の中は随分と英語モードになることができた。高いお金を払って英会話教室に通わなくても、英語サークルと自宅勉強だけで十分な効果を得られるのではないかと感じた。(英会話サークルの一回の値段は千円だ。500円のサークルも多い。)その英語サークルは、レクチャーと会話メインの、かなりきっちりとした運営がなされているサークルだった。まぁ、交流も一つのテーマになっているようではあったが。
他の公民館でやっている英会話サークルなどにも参加してみたいと思った。
また、今日はバンドセッションのサークルに参加。バンドは、メン募などを見て、これまでも何回か音合わせをしたが、継続するのが難しいと感じていた。音楽的な方向性が違ったり、何を目的に集まりたいのかよくわからない人たちがいたりして、うまくバンドをまとめるリーダーがいないと、空中分解してしまう。そういうことが、これまでも幾度となくあった。その点、今日参加したバンドセッションは、リーダーもしっかりしている団体で、営利目的でもなく、本当に社会人が(年齢層は高め)音楽を楽しむために集まって和気あいあいとした雰囲気。それもすごくいいと思った。
今後は、自分の仕事に関する研究会にも参加しようと思っている。職場だけでは息が詰まってしまうし、職場の外で自由に交流できる場が必要だと感じている。
僕は友達を持たない人間だから、自分から外へ出ないと、いつまでも一人で部屋に籠ってしまう。そして籠るのが好きなのだ。性格的に内向的で「閉じこもり」なので、待っていても外に連れ出してもらえるチャンスはやってきそうにない。自分だけで完結した生活をしていると、やっぱりいろいろと行き詰って来る。
音楽だって、一人で練習しているだけでは上達しない。だからバンドに参加することの意義は大きい。
昨日の英語サークルでは、初対面の人と会話しなければならない場面が多くあり、知らない人と話すのは自分は本当に苦手で、難しいことだと痛感した。でも、少しでも言葉を交わすと、徐々に和んできて、気安い空気が生まれてくる。そうなれば、初対面の人であっても結構楽しくおしゃべりできるものだ。
日本人は仲間内で群れるのは得意だけれど、一般的に非社交的だし、会話もうまくないし、「自閉」傾向が強い国民なんだろうと僕は思うけど、そんな国民性にあらがって自分を他者に開いていこうと努力している人たちがいる。サークルなどは多くの場合、そういった人たちによって運営されている。中には出会い目的のサークルもあるが、それだって自分ひとり部屋に閉じこもっていたって始まんない!という思いは一緒だろう。また実際、今の時代、出会いは黙っていてもやってこないということも事実だ。例えば習い事の教室に通うのだって、ある種の出会いの場とも言えるわけで、そういう意味では、人は広く出会いを通して何かを経験し学んでいくものではないかと思える。どんな出会いがあるか分からないから、人生はワクワクドキドキなのではないだろうか。