退勤して、なお仕事

仕事を終えて、早々に帰宅する。
帰宅後も、カフェに行って仕事関係の本や書類を読んだ。
これって職場でやればいい話なのだろうが、職場ではどうもやる気が起きない。
職場はいろいろ雑音が多すぎて、かえって仕事に集中できないためである。
また、職場の会話があまり好きになれないためでもある。
どうも下らない話が多すぎるように思うのだ。
仕事のことを自宅でもやっていて、結局10時を回ってしまう。

世の中には「表の論理」と「裏の論理」があると思う。
表は公式的な見解の表明であり、建前と理屈が混然一体となった世界である。
一方で、裏の論理がある。表向きに堂々とは言えない論理である。あるいは表の世界に対する影。ヒドゥン・ロジックで成り立つ世界である。
この二つは車の両輪のようなものだ。
職場を見ていると、この二つの論理が見事に働いている。
こうした二項対立的な捉え方は応用が広く、
男性原理に対する女性原理、父性と母性等、さまざまな場面や人間観察において有効である。
最近そんなことを漠然と考えながら、職場を見、自宅でぼーっと考え事をしたりする。
河合隼雄の影響だろうか。

なんだか悪い虫が騒ぎ出し、PALL MALLを買って一服した。
もう吸わないはずだったのだが。