核家族化の行く末

今日も仕事でくたびれた。
帰宅して夕食を食べ、ほっと一息ついている。もう今日はこのまま寝てしまいたい。
帰宅後の時間の使い方をどうするか?がテーマだったが、「自宅でまったりする。」これ以外にないのではないかという結論に傾きつつある。
家に帰ったら、もう、できる限りゆるりと過ごして、テレビを見るもよし、本を読むのもよしで、好きに時間を使えばよい。そして家族と、どうでもいい話をしながら、ここが自分の帰る場所だよなと思えれば、それだけで幸せではないだろうか?
先日は「個立」ということを書いたが、やはり「孤立」の問題を避けては通れないだろう。
今の時代、家族の概念が縮小し、家族という自分の居場所を確保できない事態が生まれている。これは、もちろん戦後日本の経済成長によってもたらされた結果であり、豊かさと繁栄の結末ともいえるだろう。豊かさと繁栄の帰結が孤独死だったなんて……まさかあの時代には想像もできなかっただろう。
僕たちは、やはり、自分の安置心たるべき家族という繭を持つことができない時代を生きていることを自覚しなければならない。
都会に出て、薄弱な人間関係の上に自分の生活を築くものである。