本日の雑感

 ヤフーのブログを書いていたら、文章が吹っ飛んでしまった。多分今使っている東芝PCの不具合(マウスパッドの不具合)でマウスポインタが勝手に動いてしまったり、文章が一瞬にして消えてしまったりした。(もう今後東芝PCを買うことはないと思われる)
 今日は藤原帰一の話を聞いた。言葉の文末がよく聞こえず、しかも早口で喋るし、論理的というより含意的な話しぶりなので、フォローしきれず飽きてしまった。藤原さんはエリート中のエリート風情だから、この話が分からんアホは聞く資格がないのと同じと言われているような感じもして、ちょっと壁を感じてしまう。あまり世俗的ではなく、かといって学術的という感じもしなかった。衒学的な話を振りまいているような感じだった。(僻んだ目で言わせてもらえば)
 帰り、大手町の駅に向かう藤原さんを見かけた。背は僕より少し高かった。地下鉄の階段を下りていった。その直後、外国人のお姉さんに「おにいさん」と話しかけられた。道を聞く外国人でないとすぐに分かった。だって「おにいさん」という言い方は普通しないだろうから。ちょっと怖くなって無視して通り過ぎた。こんな場所にまさか風俗のお姉さんが立っているとは思えない。その後ちらっと振り返ると、別の男と話していて、ノートを開いて男に何かを書かせていた。いったい何を書かせていたのだろう?
 そうそうヤフーブログだ。
 手帳のことを書いていた。手帳には締め切りを書くということ。そこから日々のTODOに落とし込んでいく。それが手帳の使い方である。手帳を単なる予定表として使うだけでは勿体ない。自分の時間を区分し、色分けし、何をどこに割り当てるかを決め、日々の小目標の実現をコーディネートすること。それってけっこう面白いことだ。何をしていいかわからない暇な時間などない。常に手帳を持ち歩き、時間活用の戦略会議をいつでもどこでも一人でやる。
 そうすると、作戦を立てるときはシャープペンが思いのほか重宝だ。
 まず月間スケジュールを見ながら、週ごとの達成すべき課題を決める(鉛筆で記入)。長期の目標であれば、目標を細分化し、項目に分け、その一つ一つを段階的に振り分けながら、いつまでに何を実現するのかを構想する。こういうことを手帳を見ながら、電車に乗っているときや会議の合間に、コツコツとやるのだ。
 そして、日々のTODOがクリアであればあるほど、すき間時間の有効活用がうまく行く。
 そうそう昨日の見たNHK知恵泉の中川政七商店社長の話も書いていたのだった。大阪城の石垣を積む労働者の話だ。単に「石垣を積んでいる」としか自分の仕事を説明しなかった人たちに比べて、「日本一の大阪城の石垣を積んでいる」と答えた人たちの方がはるかに完成度の高い仕事をしたという話だ。
 手帳の使い方も同じだろう。単に今日やるべきTODOでしかないのなら、その仕事はつまらない事務作業になる。しかし今やっていることが将来の何につながるのかを知っているなら、今の仕事の完成度は高いものになる。しかもやってて楽しい。一石二鳥じゃないか。
 人によってそれは一年後の未来とつながっていたり、十年後の未来だったりするのかも知れないが、いずれにせよ、未来の何とつながっているかを知っていることが大切ということだろう。
 手帳は、基本的には一年を単位としている。一年一年を大切にしながら進んでいく行き方だ。しかし、その積み重ねが将来何につながっているかまでも見通しながら生きていくことができれば、僕たちはかなり質の高い仕事をなし得るだろう。