手帳の働き

手帳には、何を書くか。
入門編としては、まずは予定を書く。
しかし、今手帳を使いこなしたいと考えているユーザーの多くは、単なる予定表ではなく、何らかのプロジェクトを管理するツールとして手帳を使いこなしたいと考えていると思われる。
ちょっとしたすき間時間も活用して、何か形ある実績を残したい。
そういう思いが、現代の日本人に共通してあるように思われる。
今日はガントチャートの歴史について調べてみた。
現代において、ガントチャートは仕事上使いにくいという意見。
もっと有効な管理ツールがあるという意見。
手帳を使いこなそうとする意識の背景には、何事かを達成したいという個人の欲求が見え隠れしているのではないだろうか。
そのために、どんな手帳のフォーマットがいいのか。これは個人個人の要求が千差万別で、一概には言いにくい。
僕の考えとしては、いずれにせ、締め切りをはっきりさせることがいちばんいい方法だと思う。
締め切りをはっきりさせることで、プランが思い浮かび、時間配分を考え、他の項目との調整を必然的に行うことになるだろう。
手帳に、まず締め切りを書き込むことだ。
例えば、英検の受験日を書いてみる。するとそこから逆算して、何をいつまでに準備すべきなのか考えることになる。仕事の予定やプライベートの予定とのバランスをとりながら、勉強の計画を立てることになる。
どんな手帳を使うのであれ、こうした思考のツールとして手帳が存在していると思う。
欲張りな人は、たくさんの締め切りを書き込むだろう。
しかし、全部をこなすことはできない。時間は限られている。必然的に取捨選択をすることになる。
それもまた、手帳という具体的なモノを使うことで可能となる思考だろう。
思考を具体化し、計画を前に進めるためのツール。それが手帳だと思う。