試験問題を聞く生徒

期末試験が始まります。
それで、生徒の方もそれなりのプレッシャーがあるのでしょう。いろいろと質問してきます。
でも、中には「どんな問題が出ますか?」といったことを聞いてくるのもいまして。
「それは教えられない」と返答すると、それでも食い下がってくるんですよね。「例えばこんな問題は出ますか?」とかなんとか言って。
こういう質問が出てくるのは、教師の恥だなとつくづく思います。いったい何を学ばせることができたのか・・・? かなり疑問です。
でも、こちらが念入りに教えたからって、全ての生徒にしっかり伝わっているなんてことはないですよね。中には、授業中聞いてなくて、試験前だけちゃっかり聞き出そうとしている輩だっている。ある意味当然かとも思います。
そういう生徒には、学習というのは、きっと乗り越えなければならないハードルではあっても、その学習が自分の血肉になるという実感には乏しいのでしょう。自分の血肉になる学習というものがあるのだと、どうやったら思わせられるのか。
そこに苦心している毎日ではありますが。