順アングルピッキング

ピックを持つ角度について考えてみよう。
ピックは弦に対して並行に当てると一般的には言われているが、多くのギタリストが順アングルを多用する。
順アングルにするメリットは、弦の抵抗の軽減にある。ピックが弦にひっかからないようにすることは、速弾きギタリストの積年の祈願であり、順アングルの習得はその成就を意味すると言えるだろう。

まずは、順アングルの典型的なギタリストの演奏をご覧いただきたい。
(1)フランク・ギャンバレー
順アングルのピッキングが、流れるようなスウィープフレーズを支えている。

順アングルをきれいなフォームで弾く天才少女をご覧あれ。
(2) Lisa X

ここでギターの神インギーに登場してもらおう。
イングヴェイも、順アングルを多用するギタリストだ。
サークル・ピッキングとは、順アングルを活用した奏法だと分かる。

(4)藤岡幹大
順アングルとサークルピッキングの関係がよく分かる解説。

このように見てくれば、多くのハードロック系ギタイリストが順アングルを多用していることがお分かりいただけると思う。
順アングルとサークル・ピッキングは、、速弾きへのショートカットである。
決して音質の好みとかいう問題ではない。
音質の好みということで言えば、順アングルで弾く方がピッキング・ノイズは低く抑えられるだろう。
昨日書いたような、ピッキングの基本を習得した上で、更に上を目指すときに是非とも挑戦したい課題と言えそうだ。
最後に番外編。