六厘舎と舎鈴

六厘舎のつけ麺と、舎鈴のつけ麺、食べ比べての感想。

〇スープ
 六厘舎の方が、ドロ系。味は塩気がしっかりと効いており、動物系のスープと魚粉の香りが濃厚。
 舎鈴は、もっとあっさりとした味わい。甘さが引き立っている。スープ表面に透明な脂が浮いており、動物系のスープであることが分かるが、あくまで控えめ。

〇麺
 ともに太目の麺だが、六厘舎の方がコシが強い。挽いた全粒の小麦の香りを豊かに残しましたという感じ。
 それに対して舎鈴の麺は、同じように太麺ではあるが、コシに欠ける。六厘舎の方がひきしまっていて、麺自体のうまさが勝っている。
 また、デフォルトの量も違う。
 六厘舎 つけ麺(450g) ¥830
 舎鈴   つけ麺(330g) ¥630

 舎鈴は、量・値段ともに「おやつ」感覚。小腹が空いた時にちょうどいい感じ。あっさりした味わい。
 六厘舎の方は、量が多く、胃にどっしり来る。小食の人だったら、普通の量で十分すぎるくらいだろう。

〇つけ麺の完成度
 どちらも完成度の高いつけ麺だと思うが、六厘舎は食べられる店が限られている。それに並ばないと食べられない。つけ麺の王道といった味で、濃厚なドロ系スープが好きな人は、こちらがおすすめだ。ちなみにスープ割りを頼むと、ゆずを入れてくれる。
 舎鈴は、店舗が多く展開されており、並ばずに食べられる。ただ、店舗により味に微妙な違いがあるようにも感じる。実際に足を運んで、食べ比べてみるしかないだろう。舎鈴は、甘さが香り立つあっさり系のつけ麺である。スープはサラリとしている。スープ割りは、カウンターにポットで用意されており、セルフで行う。ゆずを入れてくれるサービスはない。