最近の気になることなど

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最近は結構アウトドアづいていて、お洒落なボトルを持ち歩きながらの、ちょっとしたバックパックの旅を夢想しています。昨年夏に始まった山ガールブームが、今年も大きな潮流を形成していて、アウトドア業界はどこもかしこも山への誘(いざな)いムード。
文房具ブームがあったかと思えば、山や野外といったフィールドが注目され、日本の知的生産のあり方はずいぶんとまた多様な変容を迫られていると言えましょう。
もちろん、アウトドアへの関心は以前からも強くあり、ホーキンスブーツのCMではC.W.ニコルさんが。そして僕の大好きな星野道夫をめぐってはさまざまな企画展が催されてきました。星野の功績の大きさは、まだまだ十分に広まっていない感じがしますが、星野がフィールドで得ようとした知的な発見の数々は、『ファーブル昆虫記』に並ぶ貴重な世界遺産になっています。(ファーブルは生前無名で、日本が世界にブームを起こしたそうです。同じように、星野は日本が世界に誇る宝です。)
そのような紆余曲折を経て、現在のアウトドアシーンは、ファッショナブルになり、若い女子も飲み込みながら大きな一大ムーブメントを作り上げるに至っています。
写真のクリーンカンティーンは、アルミではなくステンレスでできたドリンクボトルです。マイボトルを持つということの奥深い意味については、皆さんも一家言お持ちのことでしょう。
 
 
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今年ウェブで見た春樹さんの写真です。もう還暦になる春樹さんですが、僕にとっては永遠の青年。
この人がいるからこそ、この世界に生きる意味があるのだと思わせてくれる稀有な作家です。
多くの方は『1Q84』を読んだことでしょうが、僕は未読です。
こんなにストイックに、かつコンスタントに作品を発表していることに、改めて敬意の念を持ちます。
 
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数年前、『Death Note』という映画を見たとき、この映画の最大の魅力は「L」を演じる役者の存在感にあると気づいて、ずっと注目していた松山ケンイチ
昨年末の『ノルウェイの森』は僕は好きではありませんでしたが、ほかの松山主演作品はおおむね好調。
『他人のセックスを笑うな』では、永作博美の魅力もあって、松山作品の評価はうなぎのぼり。
先日観た『D.M.C』では、コミカルな松山ケンイチの演技に笑いが止まりませんでしたが、
よく考えるとこの作品は、二重人格を扱っているのですね。
二重人格が否定的な意味合いで語られることの多かったこれまでの歴史の中で、
二重人格を生きることの積極的な意味について言及した数少ない作品が、これだったのではないか!と思ってます。現代人は多かれ少なかれ引き裂かれた自己を、二重人格を生きなければならなくなりつつあるような気がします。その意味で、「彼」はモデルとして大きな存在感を示していると思います。
 
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最後に、今興味あるグッズはVictorinoxの「スタンダード・スパルタン」です。
どんな製品も、まずは「スタンダード」に当たってみることをお勧めします。
スタンダードには、多くの支持が集まっており、スタンダードたる所以があると思うのです。
 
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この「スタンダード・スパルタン」と同内容で、少々小型化したモデル「ツーリスト」があることも、是非お知りおきください。選択の幅が広がることでしょう。