本日のコメントに対するコメント

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カジュアル・ステーショナリーという概念は、きっと日本ならではのものなのではないかとぼくは思っています。
他国の状況をよくは知りませんが、文房具がこれほど無機質かつ機械的に普及している日本の状況は、ヨーロッパとは大きくかけ離れているように思われます。
たとえばフランスを訪ねると、いくつかのスーパーマーケットがあり、そこにロディアやクレール・フォンテーヌ(そして類似品)をはじめとするカジュアル・ステーショナリーが置いてあるのですが、種類は日本の方がはるかに豊富です。そして、イタリアなんか、かなりの文房具が日本製品海賊版です。
今、中国が海賊版の国だと思われているけれど、ヨーロッパだって相当やっているんです。報道されていないだけです。アジアで複製させたものを輸入しているのかも知れないけれど、罪は同じでしょう。
フランスは、辛うじて、ロディアとクレフォンとBICがあったという印象です(現地の事情に詳しい方は、コメントしてください)。高級万年筆は確かにあるけど、あれって、ヨーロッパでも特別な製品で、決してカジュアルに使われているわけではないようです。特別な店に行かないと買えない製品であることは、日本同様です。そういうことを考え含めると、日本の文房具がいかに優れていることか! 数百円で手に出来るノートやペン。それらが日本の知的現場を支えているということを、もっと見直してみるべきだと思うのです。