My Father's Eyes (Unplugged)

僕が高校生だったか浪人してた頃、突如アンプラグドという聞き慣れないアルバムが発表されたのです。エレクトリックに魅了されていた当時の僕には、クラプトンはエレクトリック・ギターの神様なのであって、アコースティックとは無縁の人。そんな印象が強くありましたから「エレクトリックの達人と認知されているけどアコギも弾けます」的な、副業というか、何か本業とは別の余暇でやってるような印象さえ持っていたのです。
その後、アンプラグドブームが起きて、クラプトンの影響力ってそんなスゴイんだ!?という変な驚きを持ったことを思い出します。当時ラジオかなんかで、大友博が「最近の女子高生が、レイラのエレキヴァージンがあるの知ってる?なんて言うのを聞いて驚いた」と言っていたけど、確かにアンプラグド以降、クラプトンの客層は様変わりしたのでした。
というのは、91年の武道館公演では、中高年のファン層中心のライブだったのが、93年のライブでは、女子高生が見に来ていたのですから。これは僕の実体験として、生のリアルな経験として、実証することができます。
実際に、武道館で僕の前の方の席に座っていた女子高生は「えりっくぅ~」と叫んでましたから……

僕の敬愛するギタリスト、エリック・クラプトンEric Clapton)の貴重な映像です。
Eric Clapton - My Father's Eyes (Unplugged)
http://www.youtube.com/watch?v=lstvq1zaHII&feature=related

この曲は、真面目に、エリック・クラプトンというミュージシャンのキャリアを総括するにふさわしい曲です。僕はこの曲が本当に好きで、特に2001年のライブツアーの演奏(http://www.youtube.com/watch?v=iZMdkw5wpGo&feature=related)が、最高と思っています。
そんなこの曲が、実は93年の段階で、これほど完成された形で実演されていたのですね。
本当に泣けてくる曲ですよ。