桜が恋しい

東京は寒い日が続いている。
もう春はすぐそこまで来ているはずなのに、ちっとも春の訪れを感じられない。
仕事の方は、ひとつずつ片付けているはずなのに、まだまだ終わりが見えない。
毎日単調に、同じことの繰り返しで過ぎていく。
今一つ楽しく感じられない。
春樹さんの言う「雪かき」みたいな感じだ。
それはやらなければならない。好き嫌いを言う前に。

今年は沈丁花の匂いをまだ嗅いでいない。
昨日が寒さの谷だったので、これから徐々に暖かくなるのだろうか。
自宅でも仕事をしなければならないのだが、何もやる気がおきない。
かといって、他に何かしたいこともあまりない。

こういう時期も、人生には必要なのだろう。
苦難の時代が、それに続く幸福の時代を準備するように、
幸福の連続はまた、苦難の時代を準備する。
何が幸福なのかは、簡単に結論が下せない。

少なくとも、健康で、家族に恵まれ、仕事もあり、
小さいながらも我が家があり、それに満足するべきだろう。
考えてみたら、何一つ不幸なんてないのである。
不満だけ言うのは贅沢な悩みなのだ。

今はただただ、桜の蕾がふくらんで、春の満開を見たいという思いでいっぱいだ。

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