高野寛の描く時代

音楽に憑かれる。学問に憑かれる。正義に憑かれる。悪に憑かれる。
いろいろなものに憑かれてきた。
今は音楽に憑かれている。
酒をやっていた時は、悪に憑かれていた。
いずれにしても、何かに憑かれやすい体質なのだろう。
では、学問は?
正直、憑かれるまではいかなかった。

仕事の方はひと段落して、まだ終わりじゃないが、急ぎの仕事に追われるというこもなくなった。
こういう時こそ、腰を落ち着けて、先の事案に手をつけなければならないのだろうが、
家でポテチをおやつにコーラを飲みながら時間を潰してしまう。
いい年して、ポテチとコーラだよ。トホホ

今日の動画はこちら。

当時僕はまだ中坊だった。
日本はバブルで浮かれていて、東京は「トレンディ」という言葉に華やいでいた。
テレビは深夜番組の開拓時代で、夜中テレビに噛り付いて見ていたものだ。
テレビが今よりずっと面白い時代だった。


もうあの時代は戻ってこない。
同時代に青春期を過ごした僕としては、あの時代に受けたインパクトによって自己形成をしたし、
今もその遺産で生きているような感じがする。
その時受け取ったものは、一瞬のインスピレーションのようなものなのだが、それを説明しようとして後の人生があるという感じかも。
きっと、誰もがそうなのだろう。
若い時代に得た一瞬のインスピレーションの解釈と表現が、その後のその人のなりと人生を創っていくのだろう。