僕にとってパット・メセニーの存在は何ものにも変え難い。
このアーティストの表現している音の世界は、心の深い部分を捉えて離さない。
ぼくがこの曲に出会ったのは、大学時代に友人が貸してくれた一本のテープがきっかけだった。
彼は「ジャケ買い」だったといっていたが、いいから聞いてみてといって渡されたテープに毎夜耳を傾けた。はじめは乗り気じゃなかったが、聞いてみたらなかなか悪くない。そのうち真剣に聞くようになった。毎晩ひたすら聞き続けた。努めてそうしようとしたのではなく、何かに惹かれて、聞き続けたと言ってよい。そのうち、このアーティストは誰なのか？と興味が湧いてきた。
それがパット・メセニーだった。
これほど深い世界を表現しているアーティストは他に類を見ない。
無意識、あるいは超自我を刺激する稀有な音楽だ。
数ある名曲の中で、今でも僕を熱くさせてくれるのがこの曲だ。
http://www.youtube.com/watch?v=kHT9MjkFgBE
