『ルポ貧困女子』

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雇用や労働に関する問題、格差問題について、考えるきっかけを与えてくれる。
格差や貧困が個々人の問題であり、同時に社会構造上の問題でもあることを読者に投げかけている。
一人一人が自分らしく働いたり、共生できる社会であるためにどうすればいいのか。
男女格差だけでなく、女女格差にも目を向け、社会が分断されてある現状を報告している。
分断社会の中で、人と人とが連携し合うことはできるのか。
この本は、女性の見えない貧困を通して、現代の問題を透かし彫りにする。
見えない貧困の中で苦闘する女性たちの現状報告を、時代の影として一蹴するのか、それとも社会の方向を軌道修正すべき時にきていることを示すカナリアの声として拾うか、その選択によって未来は大きく異なってくる。あなたなら、どちらを選ぶだろう。