Jeff Beck Stratocaster

これまで使ってきたクラプトン様のモデルを手放し、新しいギターを買いました。

ジェフ・ベックモデルのギターです。

弾いてみて感じるのは、クリーンサウンドの透明感が素晴らしいこと。

レースセンサーを長年使ってきましたが、ジェフベックモデルでは、一段と音の静謐さに驚かされます。水面に小さな小石を投げて、水紋が同心円で広がるイメージというか。

ノイズレスピックアップは、本当にノイズがありません。そして、音のフェードアウトが自然です。

他に気になったことをいくつか。

ブリッジサドル・・・表面がフラットです。ブリッジミュートする時に、手が引っかかりません。見た目もシンプルです。

ストラップピン・・・ロック式ということで、最初はあのゴツいロック式ストラップピンを装着しなきゃいけないのか?!とちょっとマイナスイメージでしたが、今まで使っていた

これ↓ 使えました。前のよりきっちり装着できています。

GOTOH EPR-2 ロックピンのすすめ ストラップ節約・恥と悲劇の防止に - ポングのベースブログ ~ Life Is Bass ~

ピックアップセレクタ・・・一つ一つがカチッ、カチッとします。前のクラプトンモデルでは「ぬるぬる」していましたが、カチッとする方が使いやすく感じます。

ボリューム、トーンのつまみ・・・とてもスムーズです。トーンはリアにも効きます。

クラプトンモデルでは、ミッドブーストのつまみや真ん中のつまみが3つのピックアップのトーンに関係していて、ピックアップ毎の調整はできなかった。ジェフベックモデルの方が使い易く感じます。それと、ミッドブーストは電池式で、電池が切れるとギターの音そのものが出なくなってしまうので不便を感じていました。次に買うなら電池使わない普通のがいいと思っていたので、これも念願通りになりました。

ヒールカットされたジョイント部・・・これもモダン・ストラトでは一般的になっているようですが、合理的です。ハイポジションの弾きやすさは、間違いなくこちらに軍配があがります。

ホワイトのボディとローズウッド指板・・・もはや定番の組み合わせでしょうか。ルックスの好みは人それぞれですが。

ネックの太さ・・・ネックが太いと言われています。確かにクラプトンモデルやアメプロ2と弾き比べると、太く感じます。Cタイプというより蒲鉾型です。クラプトンモデルの細身ネックより太いネックの方がいいなと思っていたので、これも念願通り。

フレット・・・ミディアム・ジャンボが使われています。アメプロ2とも弾き比べてみたのですが、アメプロ2のナロートールより押弦した感触はまさっていると感じました。チョーキングやビブラートも滑らかです。

ロック式ペグ・・・初めて使うので、まだよく分かりませんが、モダンストラトという感じがします。アームを多用するなら必須なのかもしれません。

あと、これのせいなのか、ネックとボディの重量バランスにおいて、ネックの重さが増しているようです。演奏中、ネックが下がっていくかどうかは不明です。

ローラーナット・・・見た目はゴツくて普通のでいいのにと思いますが、ジェフ・ベックモデルがこれほどまでにモダンなストラトを志向している以上、このローラーナットは必然だったような気がします。

重量・・・クラプトンモデルより軽いと感じます。重さは個体差があるものですが、今回購入したこのモデルは重くないです。重いギターは肩が凝るので敬遠してましたが、今回のこのギターについては心配するほどではなかったです。

モダンなストラト・・ジェフベックモデルは、モダン・ストラトと言われています。モダン・ストラトはビンテージ・ストラトの対極であるかのように思われていますが、実際はビンテージストラトの延長線上にモダン・ストラトがあると僕は思いました。