能率手帳4について

能率手帳には、大きく3種類のレイアウトがある。
能率手帳1は、月間がガントチャートになっており、能率手帳の代表的なレイアウトとなっている。
能率協会は、このガントチャートを頑なに守り続けているが、賛否両論で、使い方が分からないという感想をもつかたも少なくない。
やはり日本の高度成長期を支えた手帳として「生産と効率」というコンセプトが、このガントチャートには染みこんでいるのだろうか。進捗状況の管理という使い方は、今の手帳ユーザーのすべての人には当てはまらないかもしれない。
あえてガントチャートを使うのであれば、個人の目標の実現や習慣の管理といったテーマに置き換えて使うのがよいのだろう。

次に能率手帳3は月間がブロック、つまりカレンダータイプになっていて、多くの人にとっては馴染みがある形のせいか、いちばん受け入れられやすいものと言えるだろう。おそらく能率手帳としては最大のヒットとなるはずのフォーマットである。
しかし能率手帳3には欠点もあって、それはカバー表紙。ザラザラした加工が施されており、それが受けれ入れられずに購入を見送る人が多いようだ。

そして、おそらくあまり注目度が高くないのが、能率手帳4。
これは、カバーは1に比べてさらにツルツルで、多くの人に受け入れられると思われる。


月間は横罫タイプ
僕の職場の年間&月間カレンダーは、基本的に横罫タイプで作られている。
月間はカレンダーがいちばん見やすく使いやすいと思っている方が多いが、横罫は意外と使いやすいんではないか。

次に週間レフト式のレイアウト。これは他の能率手帳と共通のレイアウト。
能率手帳にこだわるなら4も検討してみる価値はある。
やはり能率手帳には、特筆すべき魅力がある。
表紙カバーと手帳本体が一体となっていて、左手でページをめくるとき、しなやかにページを手繰れる気持ちよさ。
目に優しい用紙と印刷の色。絶妙な大きさ。
無駄のないシンプルなレイアウト、等々。
カバンに放り込んでも邪魔にならならず、メモ帳や小さなノートと併用するなど、いろいろな展開ができそうで、そんなところが手帳やノート好きのユーザーの支持につながっているんだろうと思われる。