メインのノート(2)

昨日「メインのノート」について書きました。
樋口氏は「一次ノート」「二次ノート」「三次ノート」という区別をしました。
その意味は、小学生の計算や漢字練習といった保存を目的としない「一次ノート」
多少自分の感想なり意見を綴る「二次ノート」
さらに、自分の思考の足跡を残す「三次ノート」
といった意味合いだったと思います。
しかし、外山滋比古氏によれば、アイデアや着想を記録する「ノート」に対して、
一定期間寝かせた上でかつ意味をもつアイデアや着想を植え替えるという「メタ・ノート」なるものがあるというのです。さらにそこで成長したアイデアや着想は、「メタ・メタ・ノート」に移植されることになります。これだ!と思いました。
思いつきや、ふっと閃いたアイデアを書き留める「一次ノート」
それらアイデアの中で意味を持つものを移植する「二次ノート」
さらにそれらの中で成長していったアイデアを書き留める「三次ノート」
といった具合です。

今の僕にとっての関心事は、仕事の隙間時間をいかに有効活用するかということです。
タイムハックス=時間術とは、まさにこのことではないでしょうか。
僕は、時間術とは、細切れの時間を使って勉強することではないかと思うのです。
だから、メインのノートとは、細切れ時間を使って勉強するノートになるのかも知れません。
これは齋藤孝氏の述べる「仕事ノート」とも通ずるものかもしれません。
体裁など構わず、多少乱雑に扱ってもいい。よだれを垂らして染みを作ることもある。だけれども、仕事中でも肌身離さず持ち歩き、暇が出来れば勉強するためのノートそれが「勉強ノート」です。僕にとってのメインはこれだ、と思いました。これはウィークデイにフィールドで活用されることを目的としたノートです。このノートを持ち歩きつつ、外山氏の言う意味でのアイデアノートと「メタ・ノート」を構築していければ、ぼくとしては自分なりに満足できる研究ができるのではないかと思っています。いい研究をすることができれば、本望です。