フィールドワークで使うノートとは

先日の「情熱大陸」(TBS)に勝間和代が出演した。
最近ビジネス書のコーナーを覗くと、いつも平積みされているホットな人なので、俄然興味が湧いた。予想に違わず、理知的にものをおっしゃる方だった。
今日、帰りに近所の書店で、勝間氏の知的生産術についての本を立ち読みしてみた。
前もぱらぱらっと立ち読みはしていたけれど(ほんとにサーッと)、改めて読んでみると、これまた大変興味深い。いよいよ「知的生産術」は、女性の時代がやってきたのか。

ところで、最近読んだ興味深い知的生産に関する本は、『情報は1冊のノートにまとめなさい』だ。
もう10万部を突破したという帯がついている。
何が何でも一冊に集約することがいいとは個人的には思わないのだが、アイデアに関しては、一冊にまとめるのはいいことだと思う。そういう視点で読めば、この本はなかなか秀逸であろう。
この本のいいところは、モールスキンなどの文具嗜好にもっていかずに、100円のA6ノートという実にシンプルで実用的なツールの活用にこだわった点にある。
ただ、何でもこれに貼りこもうとするのは、モールスキン活用を思われて、何も給料明細まで貼らなくても、と思うのであった・・・・・・。

最近「枻出版」から出た「ステーショナリーマガジン」の最新刊。
これまで愛読してきたのだが、もうそろそろ飽きてきた。(でも多分買ってしまうにちがいない・・・)
文房具のモノとしての魅力だけでなく、実用的な利用法の分野が、もっと開拓されねばならないのではないか、という気がするからだ。
そういう意味でも「100円A6ノート」の衝撃は大きい。(カジュアルステーショナリーを志向する本ブログの趣旨にも合致するのである。)
ただ個人的には、「A7リングノート」を愛用している身として、二つの使い分けをどのようにしていくべきなのかは迷うところ。
アウトドアでは、必ず「A7リングノート」である。なぜなら、どんなシャツの胸ポケットにも入るからだ。メモ魔を自認する方に、このA7リングノートを愛用する人は多い。僕は、ボナ植木の著書から、これの使い方を学んだ。もう4年以上、僕はこのリングメモを手放すことができない。
しかし、リングメモに書かれたことは、一度どこかに集約されなければならない、ということも考えてきた。そして100円A6ノートが、それにはちょうどいい!と思われるのである。
僕は日記を別に用意しているので、日々の雑感は日記帳に書くようにしている。
しかしこれは書斎の仕事という感じである。
アウトドアでの作業には、A6ノートが間違いなく合う。
カフェの小さなテーブルでも広げることができるし、持ち歩くことが容易い。

例えば、欲しい本のリストなんかは、必ずこのA6ノートに書いておく。
もう、モールスキンのような高価過ぎるノートは要らない、という気すらしている。