鳥飼玖美子氏の文章を読む

今日、授業で鳥飼玖美子さんの文章を読んだ。
「日本語が乱れている」と言って危機感を持つ大人の意識を分析したものだ。
これまで、この人はノーマークだったのだが、その分析のあまりの素晴らしさに惚れ惚れしてしまい、この人をもっとよく知らねばならん、と思った次第である。
ネットで調べてみれば、ああ知ってる!と思う。NHKの語学番組で顔なじみの人なのだ。
それにしても、今、日本では、言葉によって自分を伝えるという意欲に乏しく、共同体に寄りかかっているという挿話は、まさにまさに。日本語は「乱れている」のではない。「力を失っている」のだ。確かに。