『レイラ』(エリック・クラプトン)

ぼくにとって音楽は、なんだか切っても切れない悪友みたいなものだ。
しばらくはすっかり影をひそめているんだけど、そのうち何かが爆発したみたいに、音楽への欲望が溢れ出してきて、自転車こぎながらでもホームで電車待つ間でも、電車の中でも、ひたすら頭の中で歌っている。iPODnanoを持ってるけど通勤に持ち歩く習慣がないので、ただ頭の中で歌ってる。ちょっと鼻歌交じりに。
なんで最近音楽から離れているかというと、もちろん仕事が忙しいっていうこともあるんだけど、最近情熱を感じる音楽と出会えていないからだ。
じゃあ、情熱を感じる音楽ってなんだ?という話になるんだけど、それがいまいち自分じゃ説明つかん!ということで、自分が好きな音楽をアップしていこうというのが、このカテゴリーを立ち上げた趣旨である。
今日はその第1回なので、僕にとってとても記念碑的な曲を紹介することにする。

ギターに興味を持ち始めたのが中学生の頃。
ギターの名曲は何かといろいろ探していってようやく見つけたのがクラプトンだった。
彼の代表曲はLAYLAだと紹介されていた。それで高校1年の時にCDを買って聴いたのだった。
ところが、ぼくはその曲をすでに聴いた記憶があって、なんだコレか!!と思ったことを覚えている。ちょうどその前にマイケル・ジャクソンが来日して、そのライブが日テレで放送されたのをビデオ録画していて何度も見ていたのだが、その間にはさまれたCMがLAYLAを流していたのである。
僕はこの曲を何度聴いたか知れない。
オリジナル録音の素晴らしさといったらない。本当に、素晴らしい。
いくつものヴァージョンがある中で、原曲に比べてひけをとらず素晴らしいと思える演奏は、他に数が少ないのも事実。唯一出色なのは、24ナイツのヴァージョンだが、これはCD化されていないので、You Tube で探して聴いていただきたい。
ここで紹介するヴァージョンは、昨年のものだが、ここ十年以上彼が演奏するオーソドックなタイプのアレンジになっている。デレク・トラックスは、故デュアン・オールマンの涙出そうな存在感を補う素晴らしいスライドプレイを聴かせる名手である。

http://www.youtube.com/watch?v=dELSFBEsmPM&feature=related