人生は食べること

このブログにこれまで書かなかったことの一つにグルメがある。
そもそも「情報生産」をテーマに掲げているので、グルメ話題は避けていた。話題が離れすぎてしまうから。けれど、今はあまり元気がないので、楽しいことを書かないともたないなぁという気がしてきた。なので変則だけれど、グルメ話題を書くことにした。食べることは、元気につながるのだ!
(ただし池波正太郎のような薀蓄は書けないので悪しからず・・・)

池波さんの通った店で、ぼくも行ったことがあるのは、戸越銀座の「ブルドック」という洋食店。素朴な昔ながらの洋食の味。ぼくはハンバーグを食べたけれど、ソースの味といい、添えられているスパゲティといい、本当に昔ながらといった懐かしさを感じさせられる。派手さはないし、昭和レトロといった風情のお店だけれど、ぼくが行ったときは若い女子学生グループたちもいたし熟年夫婦もいたし、客層が広い。
洋食といえば、銀座の煉瓦亭は老舗中の老舗と言われているが、ぼくがこれまで食べたのは「牡蠣フライ定食」と「元祖オムライス」。(牡蠣フライは期間限定なので、いつでも食べられるわけではないようです。)牡蠣は本当に最高でした。オムライスは、今まで食べたオムライスと違って、半熟状の卵が米のひと粒ひと粒にチャーハンみたいにからんでいる。自分の推測では、ラードを使っているのではないかと思う。だから、とても油の香りが引き立っている。
オムライスといえば、上野の国立科学博物館の食堂のハヤシオムライスも、びっくりするほど美味しいですよ。

ラーメンはいろいろ食べているけれど、ここは美味いと思った店は本当に少ないような気がする。地元民の知る人ぞ知るお店は、ここに書いてしまったら怒られるだろうなぁと思うので安易に書けないし・・・難しいですね。チェーン店では「山頭火」がやはりいちばん食べたいと思う店。最初食べたときは、こんな小さな器に盛られていて、ちょっと物足りないなぁと思ったけれど、実際食べてみたら、とても美味しくてびっくりした。

寿司は築地の場内にある大和にずっと行ってたけれど、去年は寿司大に行ってみた。四時間半待って、ようやく入れた。普段食べたことのないものをいろいろ出されたけれど、いちばん印象深かったのは大トロでした。口に入れたら、何も残らずに溶けちゃったのだ。

おやつで食べたいのは「たこ焼き」。銀だこの「揚げ」たこ焼きも美味しいけど、わなか大入の塩ダレのたこ焼きがやっぱり最高。

最近食べたものでいちばん感動したのは、先週行ったミッドタウンの鎧塚俊彦氏のケーキだ。こちらも少し並んで、閉店間際になんとか入れてもえました。ケースの中に僅かに残ったケーキを一個ずつ買って帰りました。ケーキの名前はもう忘れてしまったし、写真も撮らなかったのが残念。