今年は巣ごもりの年末を過ごしている。
今日は部屋の大掃除をする。
たいして広い家でもないのだが、普段なかなか手の行き届かないところを掃除し始めたら、一日かかってしまった。気づけば日も暮れていた。
夕方は散髪に出かけ、年越しの準備も万端。
村上春樹さんのインタビュー記事が波紋を呼んでいるようだ。
僕もダイヤモンド・オンラインで記事を読んだが、至極真っ当な指摘だった。
それを「日本人として残念」などと批判するのは、批判を封じ込める圧力でしかないだろう。
「ご飯論法」と揶揄されるような政治家たちの発言を、これ以上黙って見過ごすわけにはいかない。そう思って勇気をもって発言している無数の人たちがいる。そのことに救いを感じる。
未来が見えない昨今の状況だが、臭いものに蓋をしたり、見て見ぬふりをすることだけは避けなければならない。
今年はコロナ禍で、人の集まる機会が失われた。オンラインが一般的になり、それは早かれ遅かれそうなるべきものだったのかも知れない。ただ、人と会うことが、生きる上での大きなモチベーションになっていたことを再確認する機会でもあった。
僕もさまざまな会から足が遠のき、所属する複数の会から退会してしまった。なんだか、一度清算してしまいたくなったのである。
今は一人でできることを、淡々とやっていきたい。Do what you can.
とはいえ、巣ごもりができるのも、通信インフラが整ってきたおかげだし、物流や医療などのエッセンシャルワーカーが存在しているおかげである(寺島実郎)。
社会の形が大きく変わり、社会の姿が見えた一年でもあった。