新しいことを始める

昨日は『ユング心理学』読了。今日はそろそろ『行人』を読み終わりそうだ。
この夏はよく本を読んだ。(といっても、10~15冊程度)
本当はもっとたくさんの本を読みたかった。これまで読まずに済ませてきた本を片っ端から読んでやろうと思っていた。でも、時間はあってもそれほどは読めない。
また、たくさん読んだからといって、十分読みつくしたとは思えず、却ってまだまだ足りないと思って不満足な気持ちに一層なっていく。
Charが50歳を間近に控えて「もっと練習しなきゃと思う」と言っていたことと重なる。たくさん弾いてきた人が、ますます真面目に練習に打ち込まなければならないと考えるようになる。どうしてだろうか?
本をたくさん読む。すると、まだまだ読み足りなくなって、ますます本が読まなきゃならないと思う。(単純に「読みたくなる」というのとは違うところがミソだ)
明日は、本を返してまた新しい本を借りてこよう。


この演奏は、今年はじめに亡くなったギタリストの藤岡さんの演奏。もう一人の方も、めちゃくちゃ上手。
(こんな風に演奏できたらいいなということで、自分の記憶にとどめておくためにアップします。)
今日は一日外出した。東京は暑い一日だった。
外を歩きながら、自分はいろいろなことをやらずに生きてきたと反省し始めた。
昨日は楽器のことを書いたが、トランペットも中途半端に終わったし、ピアノも齧る程度はやっておけばよかったとか。
子供のころは水彩画を習っていたが、油絵も習っておけば世界が広がったんじゃないか、とか。
スポーツは遊び半分に齧ったが、テニスももう少し続けてみたらよかったとか。キャッチボールくらいできるようにしておけばよかったとか。サッカーも、少しはやっておけばワールドカップも興味を持って見れたんじゃないかとか。
今からやってもいいのかもしれない。別に初心者レベルのまま終わるとしても、いろいろなことに首を突っ込んでみることによって、いろいろなことが今よりもっと分かって来るんじゃないかと思ったりした。そうなれるだけで、人生もうけもの。
ただ、大人になると時間と場所とコストがネックになる。
ワークとライフを上手くやれたとしても、一日24時間という限られた時間の中で、何もかもをやりつくすことはできない。だからこそ、優先順位をつける必要があるのだろう。あとは、始める気力と体力、行動力であろうか。