改善の余地はある

今使っている東芝のパソコンは、本当に使いにくい。
カーソルは勝手に飛ぶし、文字は消えてしまうし、入力作業がなんでこんなに苦労するのか?と腹立たしくなる。
(今の東芝に、製品をよりよくするだけの企業努力は難しいかも知れない。改善の余地はある。しかし改善の体力はなさそうだ。改善には体力が要る)
次に買うならマックにしようかと思っている。
マックのシンプルさが、とても清々しく見える。
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今日はスペイン料理の店に行く。
人が多い日曜日の昼時だというのに、他の客はなく、なんとも場末感がする雰囲気。
味は悪くないが、安いだけ材料のコストも抑え目な印象。
この店も、長くはないんじゃないか?と思ってしまった。
最近、飲食店評論にハマり始めているが、いつでも行列のできる店と、客が寄り付かない店の差は何なのだろう?と不思議に思うことがある。
今日の店について言えば、店の雰囲気がとても暗い。(地下にある店だが、地下にあっても明るい店はいくらでもある)。料理を作っている主人が一人、接客をしているお姉さんが一人。接客のお姉さんの感じは良かったが、主人は皿やグラスをがしゃんがしゃん音を立てていて、なんか気に障る。悪気はないのかもしれないが、暗い店に響き渡る食器の音が不気味で、何か不愉快なことでもあったのだろうか?と思わせる。
味は悪くない。しかし値段相応に抑えられた感じ。
ランチではなく、夜のバルとしての営業に力を入れているのかも知れないが、昼のランチから想像するに、夜も苦戦を強いられているのではないだろうか。

もっと雰囲気を明るくできないのだろうか?
店内の照明を暗くするのは、電気代コストを抑えるためか?
照明を落とさざるを得ないのなら、それに見合ったBGMにしてみてはどうだろう。例えば、情念渦巻くスペイン音楽、カンテなんかどうだろう。
料理にも、ここでしか食べられない一品を出せたらいい。
デザートに出たバニラアイスは要らない。
「これは旨い」と言えるタパスを一品出せればいい。
材料コストとの兼ね合いがあるから難しいのかも知れないが。
でも、旨いタパスが出せたり、贅沢に魚介を使ったパエリアを出せたりすれば、コスパも高く、客はリピートしたくなると思う。
しかし、傾いている店だと、材料費を切り詰めなければならず、それができない。
店が傾き出すと、多分いろいろなことが悪循環に回り始めるのだろう。
一等地に、高いテナント料を払って店を出すのは、個人経営の店だとリスクが高いと思う。

今日の夜NHKで、すきやばし次郎と天ぷらのみかわがやっていた。
「プロフェッショナル仕事の流儀」以来である。
二人を見れば、昔気質の職人であり、研究心が旺盛で、何歳になっても進化しているからこそ、一流であり続けることができたのだということが分かる。
今日の店だって、職人の見地に立って見直せば、料理も、店づくりも、いろいろなとおころで改善できる余地はあると思う。
これは飲食店に限ったことではない。
あらゆる仕事に通ずることではないだろうか。