飲食店は難しい

今日は東京はずっと雨。
こんなに雨が降るのは4月はじめ以来。


今日、懸案だった大きな仕事もひと段落し、土曜の午後をのんびりと過ごせる幸せ。
こういう時に聴く音楽はまた格別で、気持ちが伸び伸びする。
心が羽ばたくような、こういう瞬間が好きだ。

久々にラーメン二郎に行ってみたが、この雨にもかかわらず大行列で、傘をさして1時間も待つのは嫌だなと日和ってしまった。また今度の機会にしようと二郎を諦め、神保屋という無化調をうりにした店に入る。先客は二人だけだった。
鶏白湯ラーメンとどっちにしようか迷ったが、結局濃厚とんこつラーメン(750円)を注文。
味は良く、決して悪くはないのだが、決め手にかける印象だった。
とんこつラーメンなら博多天神とか他にも安くて美味しい本場の味が楽しめる店がある。
鶏白湯の方が良かったかもしれないが、なんとなく味が想像できてしまう。
ラーメン屋は難しい。やはり何かに特化していないと店は流行らない。二郎には二郎にしかないオリジナリティー(しかも、かなり強烈)がある。そして、その味の虜になってしまえば、客は遠方からも足を運ぶし、今日のような雨の中でも傘をさして何時間でも待つ。
食べた結果満足できるのは、そういうオリジナリティのある方なのは言うまでもない。

飲食店の経営は難しい。
客がつかなければ、一気に店は傾くし、あっという間に潰れてしまう。
一方、二郎のような化学調味料じゃぶじゃぶの不健康なジャンクフードであっても、いったん味が評価されれば、店は永続するのだ。
僕のうちの近所でも、最近店がいくつか閉店し新しい店に入れ替わっていた。
それだけ競争が激しいとも言えるし、客がつかない店は淘汰されてしまうという当たり前の現実を物語っているとも言える。どんなにメディアに取り上げられようと、潰れる店は潰れる。
逆に言えば、メディアに踊らされることなく、地道な店づくりをしている(味がよい、店内が清潔、従業員の接客がいい、細かいところまで気配りがされている)なら、そういう店は生き残っていくものではないだろうか。

今日は久々にギターを取り出して、遊ぼうかな。