まぁ、休日はそれほど朝早く起きる必要がないので、たまにダラダラ寝てしまうこともありますが……(今日みたいに夜更かしした翌日は……げっ)
夜は早めに寝て、朝日が昇るのに合わせて早く起きるというのは自然の摂理に適っているのではないでしょうか。
人間の体の生理として、朝と夜では、精神的な活動の質がだいぶ違うような気がします。(これは僕の主観的な意見です)
昼間仕事をしているときと、夜とでは、精神活動的にも心理的にも大きく違っているように思います。
『ジキルとハイド』というのは二重人格の話ではなく、一人の人間が持つ朝と夜の二面性をテーマにした小説だったのではないか?
いずれにしても、僕は若いころは、夜の精神活動や心理というものに強烈に惹かれていたのだと思います。テレビも深夜番組が続々と現れだしたころで、昼間の常識を覆すようなフロンティアがそこにはあった。そんな幻想的な感覚を思い出すことができます。
しかし今の僕は、あの開拓的な野心(と呼べるかどうか分かりませんが)は、一種の錯覚だったのではないかという気がしています。
メディア的に作られた錯覚ではないかと。
あるいは、そういう気分を醸成していた時代の空気の影響なのではないか。
そんな気がしなくもないです。
今はどちらかと言えば、夜はさっさと寝てしまい、昼間の健全な精神でもって「開拓」していくべきなんじゃないかと、自分なりに整理すると、そういうことになるんじゃないかと思います。
それで、僕は朝型の生活を習慣化した方が断然いい、習慣化しなければならないと強く思っています。
一般的に言われる意味での「朝型がいい」とは少し理由が違うのです。
やはり、いい習慣を身につけないと、遠くまで歩くことはできないと思うので。