情報を一冊のノートにまとめられるのか?

『情報は一冊のノートにまとめなさい』が、今年のヒットになって、類似本が沢山出回っています。
そもそも「情報を分類するな、時系列にまとめよ」という指摘は、『「超」整理法』でなされていました。ただ、これまでは紙ベースの情報が圧倒的だったので、封筒やファイルボックスを使った管理が主流だったのでしょう。
しかし、ノート一冊になんでも入れて管理するというのは、ちょっと無理があるな、という感じがします。パソコンで検索するのを前提にした情報管理法ですが、それなら全部パソコンにデジタル収納してしまえばいいのです。実際世の中はその方向に進んでいるのではないかと直感的に思います。『超「超」整理法』もまた、そうした視点で書かれた本でした。
とするなら、「情報を一冊のノートで管理する」というのは、過渡期的な方法ではないかと思われます。
それよりは、スタディ・ハックでも取り上げられていた「100円ノート超・メモ術」(ノート自体にインデックスをつけて、PCを使わずに検索できてしまう!)の方がより簡潔で、かつ自己完結的でもあり、優れた方法のような気がするけれど・・・
戸外で咄嗟の思いつきやアイデアを逃さずキャッチするために、メモ帳とペンを持ち歩くことは、今ではもはや当たり前になっています。こうした手書きメモで拾い集めた情報を、どう組み立てて、形にしていくか。そういう方法論を持たないと、ノートだけを無限増殖させていても仕方がないような気がするけれど・・・