秋葉原事件

秋葉原の事件も、はやくも風化しつつあるように思われます。
最近おかしな事件が立て続けに起こり、天災などもあって、混乱に混乱が重なっている昨今ですから。
秋葉原に関しては、村上龍もRVRでコメントしていますので、御視聴あれ。
そういえば、宮崎君の死刑執行もありました。
気づかぬうちに、いつの間にか、歴史は確実に動いております。
このどさくさにまぎれたと言ってもいいような昨今の動きには、ちょっといたたまれぬ思いがします。
秋葉原も宮崎君も、成熟した時代の産物です。
これらの事件を、この時代の病理としてどこまで個々が引き受けられるか。そうした意識が大事なのではないでしょうか。大塚英司氏が朝日新聞で述べていたことも、そうした立場に立つものでした。秋葉原も宮崎君も、時代の病理なのではないか。成熟社会の様々な可能性の一つとして産み落とされた現象なのではないか。そう考えれば、決して今のマスコミの誘導するような安易な因果論に陥らずに、この問題を考えていけると思います。考えていくべきです。