「歯科医に広がるワーキングプア」について

今日のブログは、ヤフーニュースから。
「歯科医に広がるワーキングプア」(http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080123-00000002-cbn-soci)という興味深い記事を読んだ。
ウソでしょ? と思った。
これまで、歯科医療の収入は、相当高いものだろうと思っていたからだ。年収300万という歯科医もいるというのだから驚きだ。
僕は、毎月歯科医のお世話になっている。
といっても、虫歯の治療をするためではない。毎月、歯のクリーニングを行ってもらっているのである。
保険の改定に伴い、料金変更の説明を何度か受けたことがある。歯のクリーニングには、基本的に保険があまり利かないらしい。数ヶ月に一度は保険が利くがそれ以外は自腹でということにならざるを得ないらしいのだが、「毎月来てもらってるので、料金据え置きにしますよ」と僕の主治医の先生は仰る。とても良心的なのだ。
しかし、それが、身を削るような医療行為だったとすると?
ちょっと悪いなぁという気がする。

患者に負担を与えずに、あり得べき医療行為を実践しようとする歯科医師は、様々な困難を抱えているのだろうな、ということを考えずにはいられない。
思えば、これまで罹ったことのある歯科医師は、口では「患者様」などと崇めたようなことを言うのだが、実際の医療現場ではベルトコンベアーの流れ作業よろしくローテーション作業でモノのように患者を扱っているのではないかと不審に思うことしばしばであった。
今の先生(その歯科医院のスタッフの皆さん)は決してそんなところがなく、一人ひとりの患者に懇切に向き合ってくださるアットホームなところだったので、僕はその歯科医院にずっと通い続けている。毎月一度は必ずその歯科医院を訪ねている。