どうして先進諸国では少子化が進むのだろうか。
高度経済成長のピークを過ぎると、バブル経済が起き、経済的混乱の後、景気の停滞と不況が起き、リストラや破産が進む。これは先進諸国のすべてが辿る道なのだろうか。(ヨーロッパ各国も、アメリカも、経験したことなのか。)そうであるなら、例えば経済成長著しい中国の未来においても起こることか。
それにしても、少子化という現象は、これまでに世界史の中で経験されたことはあったのだろうか。
少子化も格差も貧困も、すべては社会的な構造の上で起きていることだと認識されるようになった。
グローバル経済とは何だろうか。
「世界システム論」によれば、進歩の早い遅いが先進国/後進国を分けているのではない。先進国が主導権を握り、後進国が生産を担わされることによって、すなわち後進国が先進国を支える世界的構造によって、それは作り出されたという。