みちのくの旅と思いついたことなど

みちのくの旅に行ってきた。
地方は、人が少ない。世界遺産の場所だって閑散としている。
東京に暮らす者にとっての普通は、地方では普通ではない。

そういえば、食材の良さという点でも東京の普通と地方の普通は違うと感じた。
総じて、地方の方が食材のレベルが高く、味が良い。
考えてみれば、東京で食しているブランド食材は、みな地方でとれたものばかりだ。
東京こそ、高い金を払って、最低なものを食べているのかもしれない。

時間の流れ方も、東京と地方はずいぶん違う。東京は人の流れが速く、気忙しい。
地方は時間の流れがとてもゆっくりしている。

今回の旅ではノースフェイスの登山用バックパックを使ったが、快適に歩けた。
腰ベルトのおかげで、肩への重量負担が少なくてすむ。
旅に登山用バックパックは必需品だと思えた。
また、一眼レフのカメラを持ち歩くのは少ししんどいが、やはり旅にカメラは合うと感じさせられた。
「見る」という行為が、カメラのファインダーを通して、もっと奥深くなる。
今回は、絞りと露出に随分気を遣って写真を撮った。
今さらながらカメラの基本のキだが、そうやって写真を撮ると、風景を切り取って一枚ずつコレクションしていくような楽しさが味わえる。適当に撮るんじゃなく、自分なりに見方を創出する。そこに新たな旅の楽しさを見出すことができた。

旅とノートは切っても切れない。
トラベラーズノートを持ち歩かなくなって久しいが、能率手帳と一冊の大学ノート(A5)を持ち歩いた。
手帳はまったく出番なしだったけれど、大学ノートはカフェで活躍した。仕事のことや、夏の計画など、いくつか頭に浮かんだことをメモした。新書も一冊持ち歩いたのがよかった。
スマホも必需品だろう。)