「ソシュールの思想」を読み始めた

丸山圭三郎ソシュールの思想』を読み始めた。
 
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はじめの章は、ソシュールの伝記だが、ソシュールという人がどれくらい才気あふれる人物だったか、周囲の人がソシュールの人となりをどう捉えていたかの証言が紹介され、ソシュール像が浮かび上がってくる仕掛けである。
こういう人物がいたら、僕だって相当に薫陶を受けたに違いない。
釈迦やお大師様と同様、ソシュールもまた偉人の資質を備えた人物だったようだ。
しかし、華やかな若かりし時代とうってかわって、後半~晩年のソシュールの人生は、暗さと寂しさに満ちていたようだ。

ソシュールは何を感じ考えながら生きていたのか、とても気になった。

この本では、ソシュールの一般言語学講義の内容も紹介されている。それについては、今後おいおい読んでいくことにする。

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