トリュフの話を聞く

近所のチーズやワインを扱う店で、トリュフ商の社長のセミナーがあるというので行ってきた。
イタリアのピエモンテ州アルバのトリュフを扱う企業で、トリュフの加工製品の紹介と試食があった。
僕はこれまでトリュフなど口にする機会はなかったので、初めてトリュフというものを経験したのだが、イメージしていたのとはちょっと違う感じでしたね。
生のトリュフではなかったけれど、その独特の風味というのは感じることができた。
それにしても、高級な白トリュフは1キロで80~100万円の値がつくというから驚きだ。

トリュフはきのこの一種だが、地下に生えるため傘がなく、風によって胞子を拡散させることができない。
では、どうやって繁殖するのか。成長して時期がくると、匂いを出してナメクジをおびき寄せる。ナメクジがトリュフを食べ、胞子を運ぶそうだ。
トリュフハンターは、犬を連れてトリュフを探すが、犬もその匂いを嗅ぎ分けているという。
また、トリュフハンターには警察の護衛がつくということも初めて知った。
なんたってキロ百万のブツを運んでいるわけだから、当然か。
結構危ない仕事ということだろう。