兵庫の公立学校校長の弁明に呆れる

兵庫の公立学校の校長が、条例で喫煙を禁止されているにもかかわらず、校内で喫煙部屋を設けて喫煙を繰り返していたとして、指導を受けたというニュースを見た。
校長は、「反省している」と答えたという。
僕が許せないのは、この校長の発言である。
なぜなら、校長は、きっとこの条例に納得などしていなかったし、この条例に反逆していたに違いないと思うからである。それならば、「反省している」なんて言わなければいいのに。
「あんな条例くそくらえだぜ」くらいのことを言ってほしかった。
条例は一方的に上から押しつけられ、しかも有無を言わさない。
しかし、公務員としての立場上、法令順守の精神を全うすべきところである。
ゆえに、表立って異議申し立ては憚られたのだろう。その結果としての「反省」である。
でも、教育公務員は、なんでも法令い従うべきなのだろうか。
だって、戦時中に国策に従った教員は、戦後その咎を責められたのではなかったか。
国に何も言えない末端権力として自己規定してしまえば、公務員は何も言えなくなってしまう。
でも、そもそも、そうした自己規程に問題はないか。

今、集団的自衛権を巡って、憲法解釈が揺れている。
国の方向性は、時代とともに恣意的だ。
こんな状況下で、国にハハァと頭ばっか下げてる公務員こそアホである。
自分のポリシーはないのか?
校長が、もっと政治的に敏感な人なら、こんなバカバカしいコメントに逃げはしなかっただろう。
しかし、そんな敏感な人なら、もっとうまく隠れてやってのけているに違いない。