東京MXに注目

昔、興味深いと思っていたテレビ局と言えば、テレビ東京であった。
あのテレビ局は、他のNHK民放各社が同時に臨時特番を組んでいる最中であっても、お気楽に「刑事コロンボ」を放送しているような奥ゆかしさを持っていた。
その後、アド街ック天国や、ワールドビジネスサテライトや、カンブリア宮殿といった番組を見るにつけ、このテレビ局の孤高さが思い知らされるのである。
最近興味深いテレビ局といえば、東京MXである。
逸見太郎氏が出演しているのは知っていた。
最近中村うさぎを追跡すると、中村うさぎマツコ・デラックスのラインが見えてきて、株トレーダーの若林史江なんかも「ボクたちの時代」で共演していたりして、しかも彼女たちが東京MXに出ていることを知った。
そこで逸見太郎氏がいい味をかもし出しているのである。彼女たちに突っ込まれてタジタジになりながらも応戦している。
ご存知の方も多いと思うが、逸見太郎とは、かの逸見政孝アナウンサーのご子息である。逸見政孝の死後、北野武映画で俳優デビューしたことは知っていたのだが、今や性的マイノリティーの巧みな応対者を東京MXで演じている。
この前は、たしかおっぱいの大きさがどのサイズならいいかをめぐって、「バランス的にFまで」と冷や汗かきながらコメントしている姿が健気であったことが印象に残っている。
うん、逸見太郎氏に注目である。この人、なかなか上手いのである。