全力!Tunes

全力!Tunesという番組について。
リアルタイムでは知らなかったのだけれど、天才こども発掘番組だったみたい。
めちゃめちゃすごいこどもたちが登場する。
僕が知っているのは、楽器を演奏する天才こどもたち。
この番組は、いったいどういう番組だったのだろうとネットで調べてみた。
Wikipediaには次のように説明されている。
 
単独スポンサーのマクドナルドでは、「これからの社会をになう子供たちの健全な育成と地域社会への還元」を目指す社会貢献活動を進めている。その一環として音楽を通して子供たちの挑戦精神を応援、また家族とのふれあいを提供することを目指してこの番組を立ち上げた。
番組では、将来の大物アーティストを目指す子供たちを全国から発掘し、ドキュメンタリーやスタジオでの公開ライブ、更にはゲスト歌手・アーティストとの共演を展開する。
協賛スポンサーのマクドナルドのCMでは、通常の商品CMだけでなく、インフォマーシャルとして食育、子供たちの福祉施設ドナルド・マクドナルド・ハウス)等の社会貢献活動、またこの番組だけのオリジナルインフォマーシャルとして子供たちがマクドナルドの工場や店舗を見学する「McDonald's TV」を送る。
 
これって、マクドナルドの資本で作られていた番組だったんですね。
すげーぜ、資本主義。やるぜ企業。
辺見庸が「資本主義とは所詮利益追求の論理で、企業は偽善である」みたいなことを悲観的に書いていたけれど、そんなに悲観する必要ないじゃん、と思う。
理想主義的な正さに裏打ちされた共産主義が道半ばで挫折し、現存する社会主義国が多くの矛盾を抱えてしまっているのを見て、多くの人は、快楽主義的な資本主義の何と人間的な原理に適っていることかと安堵するに違いない。
少なくとも、企業はイメージ戦略で投資したり、広告効果を狙ったりしているのだとしても、その結果すぐれた番組が作られることになるのなら、悪くないなと思うんだが。