静養中


体調を崩し、静養の数日を過ごしている。
熱は少し下がったものの、まだ万全ではない。
何も手につかず、溜まった仕事への焦りは募るが、どうしようもない。
先週は、財務省次官のセクハラ発言を発端とする辞任、新潟県知事が援交問題で辞任が相次いだ。
昨夜TBSの7daysで池谷氏の発言:
「上の立場にある人はそれだけ孤独で、その孤独の解消を金で解決するのは安易、他の方法を持たないと。政治的重責を担う立場になれば、それなりの覚悟が必要。」
その通りだと思う。
財務省次官のセクハラ発言は「公的な立場を利用して、取材者に対しセクシャルな発言をすることは許されない」という一般の通念が、当該次官には共有されていなかったということだろう。もしかすると、財務省においては、「許される」とする認識がまかり通っていたのかも知れない。財務省事務次官と言えば、一般人には雲の高みにいる人なわけだが、雲の上では世間を知らなさ過ぎたというわけか。
日本のエリートと目される人たちが引き起こすこうした事件は、日本社会の幼稚さを表しているのだろうか。今の時代、子どもたちは、どんな風に大人社会を眺めるのだろうか? アホなおっさんたちだと思うに違いない。確かに、アホで幼稚な事件である。それとも、抜き差しならぬ中年男の危機が表れた問題なのだろうか? 確かにトップエリートだって中年クライシスに陥るだろうし。政治的エリートが引き起こす女性問題は世界中どこにだってありそうだ。日本だけが例外なわけではないだろう。
だからって、威張れるわけでもないだろうが。